自己を表すときに、何をはじめに置いて、どう説明するのか。
まるで、文章の書き出しのように難しい。迷った挙句、小見出しは、他の力を借りた。(その章に合いそうなものを自分の価値観の中から引っ張り出してきた)
今回は、普段話しているようなことではなく、改めて自らの過去と現在を比較しながら、省察してみた。
突き詰めると、自分の人生はラグビーに行き当たる。正確に言えば、ラグビーを通じて培った価値観が根強く、人生の舵を切っていると気づく。
◆「World in Union」(ラグビーワールドカップのテーマ曲、聞くと常に泣きそうになる)
One for All, All for One(一人は皆のために、皆は一人のために)を知った、小学校から始めたラグビーが自分を作ってくれている。
どんな強敵も、一人では倒せない。自分が犠牲になって敵を引き付けて、痛い思いをしながら仲間にパスを出すことで道をこじ開ける。文字通り、みんなで一丸となって、敵を切り崩していくことに耐え難い没入する魅力を感じている。
この「みんなで一丸となる こと」に、最大限の悦びを感じるのが小林である。その結果、僕は「底上げが成り立つ社会=自らや、他者、社会の可能性に挑戦できる社会」が実現したい
◆「弱いキャプテンには、ついていけない」(高校時代のチームメイトより、小林にかけられた言葉)
小さい頃からの夢だった全国大会・花園に行くためには、ライバルの桐蔭高校にいる小倉純平(NTTシャイニングアークス)や松島幸太郎(サントリーサンゴリアス・現日本代表)を倒すことが至上命題だった。
ただでさえ、「史上最強」と呼ばれるくらい強いチームが群雄割拠する年代に生まれてしまい、残念ながら高校日本代表を有さない我が高校のチームが勝つには、「一丸となる」他なかった。
ありがたいことに、小学生にして身長170cmと、恵まれた体躯があった小林。殊、ラグビーや運動においては、中学生までは飛び抜けていた。
そんな自分は、自分がチームメイトより強いからという深層心理からか、自分の練習よりも、仲間が上手くなることや強くなることにもの凄く嬉しさを覚えていた。練習相手になるような仲間がどんどん増えていき、更にチームも強くなることが楽しくてしょうがなく、仲間を鼓舞する事に熱を燃やすが多かった。
そうこうしている内に、自らを磨く練習をしない、、、というか、そこに動機を覚えなかった自分は、高校になると行き場を見失うことになる。
熱さだけで主将として皆に選んでもらったものの、自分の磨き方が足りない・甘い・実力がない。優秀な後輩が試合に出ても悔しさより、喜びが強く、「自分が試合に出るより、勝率が高まる」という気持ちだった。しかし、仲間に「弱いキャプテンではついていけない」と言われ、奮起。
自分のラグビーの実力と、主将という立場の乖離に戸惑い、本当に困惑しながら、なんとか必死に食らいついていった。
◆「あの蒼空 極みはいずこであろうのう」(マンガ 横山光輝「三国志」より、諸葛亮孔明が亡くなる直前の言葉)
いつも「自分は恵まれすぎている。慎まねば、、、」と思っているのは正直なところ。
今の小林は、分不相応な立場や環境に身を置かせて頂いている。いつもそう感じ、心が落ち着かないというのが正直なところだ。
自分のような者には不釣り合いで、実力が合致していない。そんな感覚をいつも抱く。常に自分が置かれている立場が、不釣り合いだと思い始めるようになったのが、高校生のラグビー時から。。。何も変わってないな(苦笑)
しかし、だからこそ、日々が本当に刺激的。ただでさえ、好奇心は強いと思っている自分は、今の環境が最高に有難いと思える。
自分が今のロール(役割)で出来ることは何か。もっと楽しいことはないか。自分の好奇心が全開になるものは何か。。。
終わりなき非連続な成長をして、目指す社会を実現したいとシンプルに思える。好奇心と、今までの生い立ちから背負った危機感と、常に正と負の感情にサンドイッチをされながら生きている。
◆「The most important play is the Next Play」(自身のNPOで米PCAから呼んだ講師のNickが言っていた言葉)
常にゼロベースで、物事をシンプルに捉え、挑戦していきたい。
そのためには失敗を恐れずに、次へ次へと向かっていきたい。自分が指導をしている時にも大切にするように、過去にとらわれることなく、未来を見続けて、ぐんぐん前に行きたい。
今まで何をやってきたか、ではなく、次に何をするか。これこそが、小林の究極の自己紹介になるように常に生きていきたい。
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